◆大相撲初場所初日(12日、東京・両国国技館) 西十両7枚目・友風(中村)が東6枚目・英乃海(木瀬)に突き落としで敗れ黒星スタートを切った。立ち合いは頭で当たって前に出たが、英乃海の突き落としに腹から土俵に落ちた。 「いいところがなかった。…
◆大相撲初場所初日(12日、東京・両国国技館)
西十両7枚目・友風(中村)が東6枚目・英乃海(木瀬)に突き落としで敗れ黒星スタートを切った。立ち合いは頭で当たって前に出たが、英乃海の突き落としに腹から土俵に落ちた。
「いいところがなかった。前に出る意識が強かった分、やられてしまった。もっと土俵の上に長くいたかった。でも、初日ですから」と悔しさを追い払った。
年末から年始にかけての稽古も充実していた。「毎日、中村親方(元関脇・嘉風)が新しいメニューを考えてくれたので助かりました。立ち合いのない稽古もありましたしね」。
初場所から心機一転、締め込みを変えた。「地元・川崎の後援会から贈っていただきました。自分はもう30歳なので黒が欲しいと言ったのですが、師匠からまだ若いのだから明るい色にしろと言われてラベンダー色にしました」という。
初詣は地元の川崎大師などを参拝したが、おみくじは引かなかったという。「あまり興味がないんです」。自分の道は自分で切り開くという意思でもある。「今年はケガなく乗り切りたい。昨年は休場がありました。それが悔しくて仕方ないんです」。右膝の大けがから復帰、厳しい状況を乗り越え、今年1年も戦い抜く。