「テニス・全豪オープン」(12日、メルボルン) 男子シングルス1回戦で元世界ランキング4位で現74位の錦織圭が4年ぶりに出場。予選を突破した世界106位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)に3-2で逆転勝ちし、2回戦に進んだ。 全豪での勝利は…
「テニス・全豪オープン」(12日、メルボルン)
男子シングルス1回戦で元世界ランキング4位で現74位の錦織圭が4年ぶりに出場。予選を突破した世界106位のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)に3-2で逆転勝ちし、2回戦に進んだ。
全豪での勝利は2019年以来、6年ぶり。
第1セットを4-6で先取された錦織は、タイブレークに突入した第2セットも6-7で落とした。それでも勝負はここから。第3セットの第1ゲームは、7度のブレークポイントを生かせなかったがあきらめなかった。ゲームカウント4-5からマッチポイントを2度、握られながらしのぐと、第11ゲームではこの日12度目のブレークポイントを奪って初ブレークに成功。このセットを7-5で奪った。
波に乗った錦織は第4セットを0-1から4ゲームを連取すると、相手が左内転筋を痛めて治療に。第6ゲームも難なくキープすると、このセットを6-2で奪った。
得意の最終セットは最後の粘りを見せた相手を振り切った。
4時間6分の死闘を終えた直後の錦織は「今のまだ実感はない。もう半分以上は彼のプレーがよくて、自分も合ってない感じもあって、今日はかなり覚悟していた」と振り返った。先に2セットを先取され、第3セットも追い詰められたが「相手がよかったので。自分がめちゃめちゃ悪い訳ではなかったので、覚悟はした。ちょっと諦めてるところもあったけど、最後まで途中でマッチポイントのゲームをキープできたのは大きかった」と話した。