米国で最も権威のある専門メディア「THE RING」が11日(日本時間12日)、2024年の各賞を発表。ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に、WBA、WBC、WBO世界ヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)を選出…
米国で最も権威のある専門メディア「THE RING」が11日(日本時間12日)、2024年の各賞を発表。ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に、WBA、WBC、WBO世界ヘビー級王者のオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)を選出した。WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)もノミネートされていたが、昨年の井上尚弥に続く日本人選手2年連続受賞はならなかった。
ファイト・オブ・ザ・イヤー(年間最高試合賞)は、昨年3月のWBA世界フェザー級王座決定戦でレイモンド・フォード(米国)がオタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)に最終12回残り7秒でTKO勝ちした一戦が選ばれた。昨年7月の井岡一翔(志成)とフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)とのWBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦もノミネートされていた。
イベント・オブ・ザ・イヤー(年間最高イベント賞)は、昨年5月にサウジアラビアで行われたヘビー級王座統一戦ウシク―フューリー第1戦が受賞。井上尚弥(大橋)―ルイス・ネリ(メキシコ)のスーパーバンタム級世界4団体王座統一戦がメインだった昨年5月の東京ドーム興行と、中谷が7大世界戦(8大タイトルマッチ)の“大トリ”をつとめた昨年10月13、14日の有明アリーナ連日興行も候補に挙がっていた。
カムバック・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀カムバック選手賞)は、元IBF世界フェザー級王者ビリー・ディブ(オーストラリア)が受賞。昨年10月に2年7か月ぶりに世界王座に返り咲いたIBF世界ライト級王者・矢吹正道(LUSH緑)もノミネートされていたが、選出されなかった。
その他、主な各賞受賞者は以下の通り
ノックアウト・オブ・ザ・イヤー(年間最高KO試合賞)=ダニエル・デュボア(英国)
アップセット・オブ・ザ・イヤー(年間最高番狂わせ試合賞)=ブルーノ・スレイス(フランス)
ラウンド・オブ・ザ・イヤー(年間最高ラウンド賞)=ウシク―フューリー第1戦の第9ラウンド
トレーナー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀トレーナー賞)=ロバート・ガルシア
プロスペクト・オブ・ザ・イヤー(年間最有望選手賞)=モーゼズ・イタウマ(英国)