大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースがロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手との契約を見越して有望な中南米アマチュア選手2人の契約を見送ったことが分かった。中南米野球事情に詳しいフランシス・…

 大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースがロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指している佐々木朗希投手との契約を見越して有望な中南米アマチュア選手2人の契約を見送ったことが分かった。中南米野球事情に詳しいフランシス・ロメロ記者が11日(日本時間12日)、自身のXで伝えた。

 ロメロ記者は関係者の話として「ドジャースは2024-25年の国際ボーナスプール期間において契約金上位2選手、ダレル・モレル遊撃手(ドミニカ共和国、110万ドル)とオーランド・パティーニョ(ベネズエラ、40万ドル)を市場に戻した」と記述。2選手の契約金、合わせて150万ドル(約2億3000万円)を節約したことにより、「チームは現在、日本のエース佐々木朗希の入札のために約350万ドル(約5億7000万円)を用意している」とつづり、パイレーツがモレルと契約金約170万ドル(約2億7000万円)で合意する見込みだと伝えた。

 佐々木の交渉期限は23日(同24日)。米報道によると、同投手は本命視されているドジャースのほか、パドレス、ジャイアンツ、ヤンキース、メッツ、カブス、レンジャーズなど、少なくとも7球団と面談したという。海外アマチュア選手と契約するための資金、国際ボーナスプールが更新される今月15日以降、20日前後に移籍先を決断することが予想されている。