サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府は11日、山梨県笛吹市で記者会見を開き、この日までに固まった新加入選手などの2025シーズンの新体制を発表した。クラブ創設から60年となる節目の年に、J1復帰へ決意を新たにした。 昨季は負傷者が続出…
サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府は11日、山梨県笛吹市で記者会見を開き、この日までに固まった新加入選手などの2025シーズンの新体制を発表した。クラブ創設から60年となる節目の年に、J1復帰へ決意を新たにした。
昨季は負傷者が続出し、守備面の弱さもあって14位と低迷。監督の途中交代もあった。
今年はチームスローガンに「ソコヂカラ」を掲げ、巻き返しを期す。佐久間悟社長は「昨季の悔しさをバネにして、これまでの歴史の中で培ってきた困難を乗り越える強さとたくましさを発揮して、もう一度上を目指してはい上がっていきたい」と語った。
13人の新戦力の加入も発表された。大塚真司監督は「選手たちを融合させて、皆さんが本当に興奮するようなチームにしたい」「ピッチ上でフレキシブルに対応できるチームを作っていきたい」と抱負を語った。
DF小出悠太選手(30)はJ2ベガルタ仙台からの完全移籍で6季ぶりに復帰。VFで主将の経験もあり、「このチームでプレーできてうれしい。山梨のため、チームのために必死にプレーします」と誓った。昨季にJ1昇格を決めたファジアーノ岡山で背番号「10」だったMF田中雄大選手(25)も新戦力となった。
今年はクラブ創設60年とともに、VF甲府へと改称して30年となる。これらを記念したキャッチコピーとして「甲府ロマン」を掲げることも発表された。(池田拓哉)