広島・新井貴浩監督(47)が11日、廿日市市の大野練習場で行われている新人合同自主トレを視察した。引き締まった顔つきの新人8選手を前に訓示し、「良い表情をしているなと思った」と笑顔。即戦力候補であるドラフト1~4位の大卒4選手を1軍キャン…
広島・新井貴浩監督(47)が11日、廿日市市の大野練習場で行われている新人合同自主トレを視察した。引き締まった顔つきの新人8選手を前に訓示し、「良い表情をしているなと思った」と笑顔。即戦力候補であるドラフト1~4位の大卒4選手を1軍キャンプからスタートさせる方針を示した。
今年初めて報道陣の前に姿を見せた指揮官は「今年は昨年以上に若い選手にチャンスが来る年」と改めて位置づけた。その象徴となる可能性を秘めた新人たちを前に「寒さもあるからオーバーペースにならないように。その中で1日を大切にしてやってね」と訓示。キャッチボールやダッシュする様子をじっくりと見つめた。
中でもドラフト1位・佐々木、同2位・佐藤柳、同3位・岡本、同4位・渡辺の大卒4選手には即戦力としての期待をかける。11月の神宮大会で左肩を脱臼した佐々木に関しては患部の状況次第ではあるものの、「大学生は体に問題がなければ1軍に連れていく。1年目から1軍で勝負するつもりでいてほしい」と力を込めた。
この言葉に佐々木は「身が引き締まる」と気合。指揮官は新人を含めた若手に春季キャンプでは「調整というより競争をしてほしい」と求めた。2月1日まではあと3週間。貪欲な姿勢がアピール合戦を勝ち抜く鍵となる。