プロボクシング元WBO世界ミニマム級王者・山中竜也(29)=真正=が現役を引退することが11日、分かった。2度目の引退。 山中は同王座から陥落した18年7月の試合直後、硬膜下血腫が判明。一命は取り留めたが、日本ボクシングコミッション(JB…

 プロボクシング元WBO世界ミニマム級王者・山中竜也(29)=真正=が現役を引退することが11日、分かった。2度目の引退。

 山中は同王座から陥落した18年7月の試合直後、硬膜下血腫が判明。一命は取り留めたが、日本ボクシングコミッション(JBC)の規定でライセンスが失効し引退した。だが、ボクシングへの思いが断ち切れず21年、JBCへ復帰申請し、新規定によって認められた。22年3月にリング復帰後5戦4勝1敗。昨年6月、タイ人選手にKO勝ちした試合がラストファイトとなる。

 山中は取材に「すっきりしている。やり切った。燃え尽きることができた」と明言。今後は大阪市内で営む飲食店の店主に専念する。目指した世界2階級制覇こそ逃したが、完全燃焼でグラブを置く。プロ通算20勝(7KO)4敗。