飛び込み男子で、昨夏のパリ五輪で銀メダルを獲得した玉井陸斗(JSS宝塚)が11日、自身のインスタグラムを更新し、4日に86歳で亡くなった恩師の馬淵かの子さんを悼んだ。 馬淵さんは1964年東京五輪を含めて五輪に3度出場。引退してからは指導…

 飛び込み男子で、昨夏のパリ五輪で銀メダルを獲得した玉井陸斗(JSS宝塚)が11日、自身のインスタグラムを更新し、4日に86歳で亡くなった恩師の馬淵かの子さんを悼んだ。

 馬淵さんは1964年東京五輪を含めて五輪に3度出場。引退してからは指導者として寺内健さん、玉井陸斗、板橋美波、荒井祭里など多くの有力選手を育ててきた。玉井は週1回の飛び込み体験教室時代から目をかけられ、本格的に競技を始めてからは約2年間の指導を受けた。パリ五輪で日本勢初となる銀メダル獲得した後には、拠点としていた宝塚市のプールで恩師の首にメダルをかけた。

 玉井は、その時に撮影した馬淵さんとのツーショットを投稿。「いつもパワフルで優しいかの子コーチ。選手を始めた頃に2年間ほどご指導頂いて、飛込の楽しさや基本を教えてもらいました。かの子コーチのお陰で今の僕があります」と感謝した。

 続けて「毎日プールサイドで声を出しておられた水着姿がずっと心に残っています。クラスが上がってからも、会う度に『体調どう?』『怪我はない?』と声を掛けてくれていていつも嬉しく思っていました」と思い出を振り返り、「昨年、オリンピックのメダルを僕自身でかの子コーチの首にかけることが出来て本当に良かったです。これからもかの子コーチの言葉を胸に、次のオリンピックに向けて頑張るので見守っていてください。今まで本当にお疲れ様でした。ゆっくり休んでください」とつづった。