日本ハムの松岡洸希投手が11日、鎌ケ谷での自主トレに大変身して現れた。これまでの「普通にパーマとかもかけてました」という髪形から一転、丸刈りに。チームメートやファンを驚かせた。 決断の裏には、神のお告げ?があった。9日夜に見た初夢だ。「1…

 日本ハムの松岡洸希投手が11日、鎌ケ谷での自主トレに大変身して現れた。これまでの「普通にパーマとかもかけてました」という髪形から一転、丸刈りに。チームメートやファンを驚かせた。

 決断の裏には、神のお告げ?があった。9日夜に見た初夢だ。「1軍のマウンドで投げてたんです」という自身の姿が、なぜか丸刈り頭。目が覚めても、意識せずにはいられなかった。

 松岡によると、丸刈りにするのは西武の新人だった2020年以来。当時2軍で結果を出せず「このままじゃダメだなと。気合を一回入れるため」に頭を丸めたという。すると、1軍から声がかかり、プロ初登板を果たした。いわば“幸せを呼ぶ髪形”なのだ。

 思い立ったらすぐ行動。10日夜、自宅の風呂場で自らバリカンを手に、3ミリの短さに刈り上げた。「もう、ホント覚悟です。育成だったら、最後の年だと思っているので。支配下に上がらないといけない、死ぬ気で。覚悟のために、初心に戻ってやりました」と決意を口にした。

 22年の現役ドラフトで日本ハムに移籍。加入後2年間で1軍登板はなく、昨季からは育成契約となった。背水の陣で迎える今季。「1軍で投げられれば、髪なんていりません。そのぐらいの覚悟で」と言い切った。昨季途中からトレーニングにも力を入れ始め、球の威力には手応えはある。自主トレでも、すでにブルペン入りしているという。「あとは、自分のダメなところはもう、心だと思っているので。そこをしっかりマウンドで臆することなく投げられたら」。まず照準は国頭で行われるキャンプ最初の紅白戦。エスコンのマウンドで躍動した初夢を正夢にするべく、丸くなった頭で鍛錬に励む。