◆第103回全国高校サッカー選手権 ▽準決勝 流通経大柏(千葉)1―0東海大相模(神奈川)(11日・国立競技場) 東海大相模は準決勝で流通経大柏に0―1で敗北。2009年度大会の山梨学院以来の初出場初優勝、そして元日本代表MF中村俊輔氏を擁…

◆第103回全国高校サッカー選手権 ▽準決勝 流通経大柏(千葉)1―0東海大相模(神奈川)(11日・国立競技場)

 東海大相模は準決勝で流通経大柏に0―1で敗北。2009年度大会の山梨学院以来の初出場初優勝、そして元日本代表MF中村俊輔氏を擁した1996年度大会の桐光学園以来となる神奈川県勢の決勝進出の夢が途絶えた。

 準々決勝で8発と爆発した流通経大柏の攻撃陣を堅実な守備で序盤は得点を与えず。しかし前半30分、今大会左サイドから攻守で貢献しつつづけてきたDF佐藤碧(3年)が負傷交代。佐藤の武器でもあったロングスローという飛び道具も失い苦しい展開を余儀なくされた。

 嫌な雰囲気の中、同42分、エリア内の競り合いから相手にPKを与える。背番号10番のMF柚木創(3年)に先制となるPKを冷静に決められ、膠着(こうちゃく)状態を打破された。

 後半も流通経大柏の攻撃に苦しむも、GK松坂亮(3年)の好セーブも光り、得点を与えなかった。しかし攻撃陣も最後まで相手のネットを揺らすことが出来ず。初出場ながら国立まで上り詰めたタイガー軍団の快進撃もここまでだった。