【メルボルン11日=吉松 忠弘】男子テニスで、元世界ランキング4位、現74位の錦織圭(ユニクロ)が、1回戦を翌日に控えながらも、世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と実戦形式の練習で、約1時間半、しっかりと汗を流した。 …

 【メルボルン11日=吉松 忠弘】男子テニスで、元世界ランキング4位、現74位の錦織圭(ユニクロ)が、1回戦を翌日に控えながらも、世界ランキング2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と実戦形式の練習で、約1時間半、しっかりと汗を流した。

 試合前日には、疲れを翌日に残したくない。試合前日に、錦織は、選手同士で実戦形式の練習を行わない時もあったが、この日は、しっかりと打ち合った。心身ともに充実している証拠だろう。

 1回戦の相手は、同106位で予選勝者のチアゴ・モンテイロ(ブラジル)だ。錦織は、19年ウィンブルドン1回戦でストレート勝ちしている。しかし、けがで長期離脱する前で、コートも相手が苦手の芝だった。今回は、相手は予選3試合を勝ち抜いただけに、勢いがある。

 錦織の練習に参加した男子国別対抗戦デビス杯の添田豪監督は「好調なだけに、ストローク戦で圭が押されることはない」と、ラリー戦では分があると話した。もし不安な点があるとすれば「自分の思ったようにプレーができないときに焦ってしまうかも」。ただ、「その可能性でさえ少ない」と、錦織の勝利を確信していた。