西武の今季チームスローガンは「ALL ONE」に決まった(C)産経新聞社 いよいよ2月1日のキャンプインから2025年度シーズン、ペナント奪取を目指す1年が始まる。 各球団の補強陣容も明らかになってきたことで球界内からは早くも今シーズンの順…
西武の今季チームスローガンは「ALL ONE」に決まった(C)産経新聞社
いよいよ2月1日のキャンプインから2025年度シーズン、ペナント奪取を目指す1年が始まる。
各球団の補強陣容も明らかになってきたことで球界内からは早くも今シーズンの順位予想の声もあがり始めた。
【パリーグ順位予想】「その予想は素人だ…」西武は何位に予想?新庄日本ハムは?2025年パリーグの順位予想について語ります【プロ野球】
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「【パリーグ順位予想】「その予想は素人だ…」西武は何位に予想?新庄日本ハムは?2025年パリーグの順位予想について語ります【プロ野球】」と題した動画を更新。今季のペナントレースの行方に独自の見解を語っている。
あくまで各球団の補強を見た現段階での予想として、またキャンプ後、開幕前など順次、本格的な予想を行うとしている。
高木氏の現時点のパ・リーグの順位予想は以下の通り。
1位・ソフトバンク
2位・日本ハム
3位・オリックス
4位・楽天
5位・ロッテ
6位・西武
まず最下位と予想した西武に関しては「投手力がいいだけにちょっと打てば勝てるんだよ」としながら、課題の打線に不安が残るとした。「去年まったく打てなかったよね それが急に打てるようになるとは思わない」と今季の打線においても湿りがちになると予想。
昨年チームは開幕から長く低迷に悩まされた。交流戦を機に指揮官交代という思い切った策にも出たが、状態は上向かず。49勝91敗3分け。リーグワースト記録となるチーム打率.212、球団最少の60本塁打と不名誉な数字が並んだ。
てこ入れすべく、オフには西口文也新監督を迎え、首脳陣もヘッドコーチにソフトバンク、ロッテで指導者を歴任した鳥越裕介氏、巨人OBでDeNA2軍監督も務めた仁志敏久氏を招へいと本気度も示したが、不安がぬぐえないという。
補強に関しては4番候補としてオリックスからレアンドロ・セデーニョも獲得したが、高木氏は「その前にどうやって(塁に)出るんだ そこ(4番)を避けられたらどうするんだ」と4番のほかにも打線の上積みが必要とした。
投手陣も昨年は誤算続きだった。エースの高橋光成がまさかの0勝11敗。高橋も昨年のようなことは繰り返さないと見た上で「勝つには点がいる」と、投手陣を助けるためにも得点力が求められると指摘。投手陣においては「もう耐えるしかない 2年耐えきれないと思うよ」と上昇気流をとらえるためにも、とにかく打線の奮起が待たれるとした。
また注目の日本ハムは2位に予想。昨年、新庄監督が指揮を執り始めて3シーズン目に2位と躍進。ポストシーズンにおいてはCSファーストSでロッテを撃破。ファイナルSではソフトバンクに完敗となったが、ポストシーズンの経験も今季に生きてくるとした。
チーム編成上も「上がり目の選手がたくさんいる 休んでいる選手はいない もっとたくましくなっている」とさらに強化を果たしているとした。
そして優勝にはソフトバンクを予想。昨年も2位以下に大差をつけてゴールテープを切るも、目指す日本一には手が届かなかった。
ソフトバンクに関して「チームの緊張感が違う 選手の意識だよね」と各選手の勝利へ向かう意識の高さを認めながら、日本シリーズでDeNAに敗れた屈辱がまた一つチームを強くすると見る。
シーズンを91勝49敗3分け。「あれだけ42の貯金を作って、セ・リーグ3位のチームに負けてプライドをくすぐられた」として、目指す日本一のためにより力を結集してくると見る。
戦力においても本塁打王、打点王と打撃2冠の山川穂高、首位打者、最高出塁率に輝いた近藤健介を中軸にリーグ屈指の打線を誇る。「山川二冠 近藤、この牙城を崩したらすごいよ」と高木氏も強力打線を抑えるのはなかなか難しいと指摘した。
昨年はぶっちぎりの優勝を果たしたソフトバンクを上回るチームが出てくるか。今後のキャンプ、オープン戦の調整含め、今季のペナントレースの行方も楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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