第103回全国高校サッカー選手権は11日、東京・国立競技場で決勝(13日)進出を懸けて準決勝が行われる。第1試合(12時5分開始)は、9大会ぶり4度目の優勝を目指す東福岡と、7大会ぶり2度目の制覇を狙う前橋育英(群馬)の名門対決。 7大会…
第103回全国高校サッカー選手権は11日、東京・国立競技場で決勝(13日)進出を懸けて準決勝が行われる。第1試合(12時5分開始)は、9大会ぶり4度目の優勝を目指す東福岡と、7大会ぶり2度目の制覇を狙う前橋育英(群馬)の名門対決。
7大会ぶりの制覇にあと2勝と迫る前橋育英は10日、都内で準決勝の東福岡戦に向けて約1時間半、汗を流して最終調整。主将のMF石井陽(はる、3年)は「今、チーム一丸になれているなという感じがする。ここまで来たらやっぱり勝ちたい気持ちが強い」。体調不良だった選手や、けが人も“完全回復”。ようやくメンバー全員がベストな状態でそろい、「準備が整ったかなと思う」と、仕上がりに自信を示した。
決勝切符を懸けた相手は、今大会、並み居る強豪も無失点に封じ込んできた「赤い彗(すい)星」。前橋育英は、4得点でランク2位タイにつける好調エースFWオノノジュ慶吏(けりー、3年)らを筆頭に強力な個性と磨き上げたチーム力で、東福岡の鉄壁守備陣を打ち破る。「攻撃力を見せつけてなおかつ、守備の力もしっかり見せつけていきたい」と石井主将。黄と黒の「タイガー軍団」が国立で暴れ回る。(小林 玲花)