阪神・藤本敦士総合コーチ(47)が10日、甲子園クラブハウスを訪問。昨秋から本格挑戦している井上の一塁守備を春季キャンプでも継続させる方針を示した。 「秋のキャンプでしっかりとやっているので、継続させていきたい。本人にとっても全然マイナス…

 阪神・藤本敦士総合コーチ(47)が10日、甲子園クラブハウスを訪問。昨秋から本格挑戦している井上の一塁守備を春季キャンプでも継続させる方針を示した。

 「秋のキャンプでしっかりとやっているので、継続させていきたい。本人にとっても全然マイナスなことじゃない。プラスになることなので」

 井上は1軍で一塁を守った経験はないが、昨季ウエスタン・リーグでは25試合に一塁で出場。昨秋キャンプでも積極的に特守に参加し、レベルアップを図ってきた。

 藤本コーチは「井上に限らず」と、危機管理の徹底を力説した。「全員がケガなく1年間(プレーする)というのはなかなかないと思う。そのためにキャンプでしっかり準備していかないと」。アクシデントなど最悪のケースも想定して、新たに複数ポジションに就く選手も出てきそうだ。

 新助っ人・ヘルナンデスも一塁、三塁に加えて、外野を守る。「チームに何か起これば誰かがカバーできるというチーム作りを目指していかないといけない」。経験豊富な手腕を発揮し、戦力の底上げにつなげていく。