J3ツエーゲン金沢は10日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで新体制発表会見を行った。大卒選手3人と移籍組3人の6選手が出席し、J2昇格への意気込みを語った。“2年連続の”J3優勝を狙うのが、大宮から育成型期限付き移籍で加入したFW大澤朋也(…

 J3ツエーゲン金沢は10日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで新体制発表会見を行った。大卒選手3人と移籍組3人の6選手が出席し、J2昇格への意気込みを語った。“2年連続の”J3優勝を狙うのが、大宮から育成型期限付き移籍で加入したFW大澤朋也(22)だ。昨季は途中出場が多かったが、31試合に出場してJ3優勝と昇格に貢献。「去年は金沢と2試合を戦って、嫌なチームでした。(オフに)声をかけて頂き、覚悟を持ってきました」と決意を語った。

 昨季の大宮は、2位のFC今治に勝ち点12差をつけ、圧倒的な強さで優勝。「去年1年間、戦ってきて、昇格するチームの雰囲気を感じた。年齢関係なく、選手同士で言い合える雰囲気があった。今年も自分たちが一番年下だと思うが、遠慮せずに練習していきたい」と物怖じすることなく、チームに新しい風を吹き込む。そして、個人目標に掲げたのが、2ケタゴールだ。「簡単ではないが、それくらいしないと優勝できないと思っている」と闘志を燃やす。

 今季は6人の新加入を含め、全選手30人でスタート。辻田真輝強化部長は「人数的に少なさを感じるかもしれないが、登録期間はまだあるので、キャンプ期間を含めて、必要なポジションや人数を見極めたい。現状では30人でスタートした上で競争し、僕たちが求める結果を追求したい」と今後の補強に含みを残した。(中田 康博)