J1FC東京は10日、都内の味の素スタジアムで、2025シーズンに向けた新体制発表会見を行った。昨季までJ1新潟を率いていた松橋力蔵新監督(56)は「サッカーは点を取るスポーツ。常に攻撃的であるのをシンプルに目指していくことが大事」と、目…
J1FC東京は10日、都内の味の素スタジアムで、2025シーズンに向けた新体制発表会見を行った。昨季までJ1新潟を率いていた松橋力蔵新監督(56)は「サッカーは点を取るスポーツ。常に攻撃的であるのをシンプルに目指していくことが大事」と、目指すサッカー像を掲げた。
前任のクラモフスキー監督のもと、7位に終わった昨季は53得点。リーグ7番目とまずまずの数字だったが、クラブが掲げる旗印「+1Goal(ワンモアゴール)」のもと、昨季J1屈指のボール保持率だった新潟の“松橋イズム”を融合する。ただ、ボール保持率そのものを向上させることが目的ではなく、相手陣内でのプレー時間を増やし、チャンスを多く作ることが狙いだ。
体調不良で会見を欠席した川岸滋也社長はコメントで「過去10年、タイトルをとったチームを見ても1試合平均1.5点以上。極めて平均2点に近い結果を残しています。ここを実現できないとタイトルに近づきません」と説明。小原光城GMも「昨季は平均1.4点だったが、もっと上位を狙うためには得点数を1.6、1.7…と2点近くに上げていかないといけない」と悲願のリーグ制覇へ、チームとして目指す方向性を示した。
得点力アップに向けて、昨季鳥栖で14得点を記録したFWマルセロヒアンが期限付き移籍で加入。7季にわたりエースとして引っ張ったFWディエゴオリベイラが昨年限りで引退し、後釜として期待が高まる。ヒアンは「去年の上、15点以上取る」と力強く語った。