J3ツエーゲン金沢は10日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで新体制発表会見を行った。大卒選手3人と移籍組3人の6選手が出席し、J2昇格への意気込みを語った。兄弟でJリーガーとなったのが、立正大卒業のDF宮崎海冬(かいと、22)だ。兄の純真(…

 J3ツエーゲン金沢は10日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで新体制発表会見を行った。大卒選手3人と移籍組3人の6選手が出席し、J2昇格への意気込みを語った。兄弟でJリーガーとなったのが、立正大卒業のDF宮崎海冬(かいと、22)だ。兄の純真(24)は2019年にJ2甲府に加入して活躍。「兄は常に尊敬できる存在だった。ようやく同じ舞台に立てるといううれしい気持ちです。いつか試合で対戦するのが、目標の一つです」と意気込んだ。

 小、中学校では府中新町FC、FC多摩ジュニアユースに所属し、兄と一緒にプレーしてきた。「小さい頃はケンカも多かったですが、一緒にボールを蹴ってきた。兄はドリブルがうまく、間近で見てきました」と懐かしむ。金沢には練習参加して、今季からの加入が決定。金沢入りを報告すると「1年目からビビらず、ガンガンやっていけよ」とアドバイス。兄からの激励を受け、心機一転してプロの舞台に挑む。

 大卒選手3人に対し、辻田真輝部長は「ルーキーですが、(1年目から)出場の可能性がある選手を獲得した。ほかの選手と競争になるが、キャンプからアピールすることを期待しています」とエールを送れば、「攻守において豊富な運動量と、クロスボールを見てほしい。1日でも早く試合に出場したい」と宮崎。尊敬する兄をお手本に、1年目からの躍進を目指す。(中田 康博)

 ▽大卒の新加入選手

大阪学院大卒のMF四宮悠成(21)「金沢に練習参加したり、J3での試合を見て、本当にいいチームだと思って加入を決めました。持ち味はドリブル突破で、ゴールに関わるプレーを見てほしい」

北陸大卒のMF村田迅(22)「練習に参加し、チームの雰囲気や取り組んでいるサッカーが、自分にマッチしている思いました。ストロングポイントは運動量です」