イングランド・プレミアリーグのエバートンが9日、ショーン・ダイチ監督を解任した。プレミアリーグの監督解任は8日にウェストハムが元スペイン代表監督のフレン・ロペテギ監督を更迭して元ブライトン、チェルシー監督のグレアム・ポッター監督を急きょ招…
イングランド・プレミアリーグのエバートンが9日、ショーン・ダイチ監督を解任した。プレミアリーグの監督解任は8日にウェストハムが元スペイン代表監督のフレン・ロペテギ監督を更迭して元ブライトン、チェルシー監督のグレアム・ポッター監督を急きょ招へいしたことに続き今月2人目。シーズン折り返し時点でチームの立て直しを決断したクラブが相次いだ。
BBCを始め、英メディアが一斉に伝えた。エバートンは今季19試合でわずか3勝と苦戦。現在の順位は16位。直近のリーグ戦で2連敗したことが解任の大きな決め手となった。
エバートンは昨年12月19日に4億ポンド(約792億円)でセリエAのローマも所有するアメリカの「フリードキン・グループ」が買収。来季にはリバプールのプラムリー・ムーア・ドックに建設中の5万2888人収容のエバートン・スタジアムに移転することが決定。そこで今シーズンに降格して新スタジアム移転の記念すべきシーズンをチャンピオンシップ(英2部リーグ)で開幕することだけは是が非でも避けたいという意向が働き、今回の決断に至ったとみられる。
本来であれば今季までの契約をなっていたダイチ監督に今シーズンを任せて、新しいスタジアムに移る来季から新監督を迎えるのが理想だったが、18位イプスウィッチとはわずか勝ち点1差。1試合の結果で降格圏に落ち込む状況に加え、今季19試合でわずかに15ゴールしか奪っていないダイチ監督の守備重視の消極的なスタイルがファンに批判されていた。