日本バスケットボール協会は10日、日本女子代表の新監督にコーリー・ゲインズ氏が決定したことを発表した。 同氏はNBAでもコーチ経験があり、WNBAのフェニックス・マーキュリーを優勝に導いた経歴も持つ。16年に女子日本代表のアドバイザリーコ…

 日本バスケットボール協会は10日、日本女子代表の新監督にコーリー・ゲインズ氏が決定したことを発表した。

 同氏はNBAでもコーチ経験があり、WNBAのフェニックス・マーキュリーを優勝に導いた経歴も持つ。16年に女子日本代表のアドバイザリーコーチに就任。22年からは男子日本代表のアソシエイトコーチとして、23年W杯では日本の48年ぶりの自力切符となるパリ五輪出場権獲得を後押し。24年パリ五輪までトム・ホーバス監督の右腕としてチームを支えてきた。

 ゲインズ監督は協会を通じて「バスケットボールをプレーするために来日したとき、私の人生は一変しました。10年以上前、私は世界の女子バスケットボールに対する見方を変えることを目指しました。そして今、日本を代表するということの本当の意味を再発見し、正しい道に戻る準備が整いました。私はこのチームが再び偉大さを取り戻す旅に参加できることを大変光栄に思い、誇りにおもいます。前途は多難ですが、共に達成できないことはないと固く信じています。私たちが世界に何を見せられるか興奮しています」と、コメントした。

 ゲインズ氏は2月末まで男子日本代表に帯同。3月から女子の専任となる。現在は海外に滞在中で、来日後、記者会見を行う。

 女子代表はホーバス監督(現男子代表監督)が率いた21年東京五輪で銀メダルを獲得。昨夏のパリ五輪では3戦全敗に終わり1次リーグ敗退。パリまでを率いた恩塚亨氏は、大会後に契約満了で退任となっていた。