“投げあいたいね大作戦”の実現なるか-。阪神の下村海翔投手(22)が9日、母校・青学大の箱根駅伝優勝を喜び、大学同期の広島・常広との投げ合いを熱望した。 3日、ジムでトレーニング中にふとテレビを見ると、母校が1位でゴールテープを切っていた…
“投げあいたいね大作戦”の実現なるか-。阪神の下村海翔投手(22)が9日、母校・青学大の箱根駅伝優勝を喜び、大学同期の広島・常広との投げ合いを熱望した。
3日、ジムでトレーニング中にふとテレビを見ると、母校が1位でゴールテープを切っていた。「また優勝したんだ」と驚きつつも刺激を受けた。陸上部の原晋監督が今大会で掲げた毎年恒例の作戦名は“あいたいね大作戦”。その作戦にちなみ、投げ“あいたい”投手には、迷わず常広の名前を口にした。
下村は青学大時代に常広とダブルエースとして、23年に東都リーグ春秋連覇と、全日本大学選手権優勝に貢献。ともに同年ドラフト1位でプロ入りした。「(常広が)先に1勝を挙げてるんで。もし投げ合う機会があれば勝ちたい」と闘志を燃やす。
昨年4月のトミー・ジョン手術からの復活を期す右腕にとって、今年は勝負の一年。「やるべき事をやって、今年中に復帰してチームに貢献したい。いろんな人に支えられているのでプレーで恩返しできたら」。大学同期の存在も刺激に変え、まずはプロ初勝利を目指す。