日本ハム伏見寅威捕手(34)が9日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で行う「朝活ポジティブ修行」を公開した。時間に縛られないオフに、あえて早寝早起きで始動する規則正しい自主トレ生活を実行中。自らを律し続ける中で“脱ネガティブ思考”にも成功。3年契約3…

日本ハム伏見寅威捕手(34)が9日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で行う「朝活ポジティブ修行」を公開した。時間に縛られないオフに、あえて早寝早起きで始動する規則正しい自主トレ生活を実行中。自らを律し続ける中で“脱ネガティブ思考”にも成功。3年契約3年目の今季はキャリアハイの成績を残し、チームを9年ぶりの日本一に導く。

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夜明けしたばかりの真冬の早朝7時。伏見は鎌ケ谷の2軍施設に到着した。オフは「いつも朝は基本的に6時起き。6時半出発。(鎌ケ谷に)7時到着っていう感じです」。8時台にはグラウンドに登場して体を動かし出した。その後、同時間帯に鎌ケ谷にいた池田とキャッチボールを終えたのが9時半ごろ。室内練習場に移動してゴロ捕や打撃練習を行い、練習メニューが終了したのは10時45分頃だった。

伏見 オフは時間をできるだけ有効に使いたいし、一種の修行だと思ってやっています。朝早いとしんどいけど、そこも気持ち的に鍛えるために、怠けないようにやりたいなと思って朝に来ています。

周囲からは「同じ練習をやるなら、どの時間帯でやっても別にいいじゃないですか」「なんか寅威さん早いです」などと言われたこともあったが、ブレない。

伏見 みんなやっぱしんどいことから…同じ練習メニューをやるなら、そこで少しでも差をつけるために(早朝から取り組んで)、気持ち的に成長するためにやっています。

このオフのテーマは「動き続けること」。完全休日は、ほぼない。休みに設定した日も家でゴロゴロすることもなく、外で散歩するなど体を動かしている。

伏見 年齢も重ねてきていますし、休んでしまうと取り戻すのに時間がかかっていくので僕はそんなに休まず、少しでも常に動いている感じです。

今季はFA加入時に結んだ3年契約の3年目。勝負の年と位置付ける。

伏見 ネガティブになっても仕方ないなって最近すごく思う。自分の年齢のことも結構聞かれますけど、野球選手であるうちは、とにかく自分のいい成績を残せる1年にしたい。今やっていることが、いい方向につながるとポジティブに考えて毎日を取り組んでいきたいです。

朝活ポジティブ修行を地道に続け、今季はプロ野球人生最高の1年とする。【木下大輔】