サッカー元日本代表でJ3ツエーゲン金沢のFW豊田陽平(39)が現役を引退することが9日、分かった。クラブが発表した。公式サイトで「このたび、豊田陽平選手が2024シーズンをもって現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。また今…
サッカー元日本代表でJ3ツエーゲン金沢のFW豊田陽平(39)が現役を引退することが9日、分かった。クラブが発表した。
公式サイトで「このたび、豊田陽平選手が2024シーズンをもって現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。また今後はサガン鳥栖のスタッフとして活動されることとなりましたので、合わせてお知らせいたします」とした。
豊田はクラブを通じて「故郷のクラブで選手生活を終えられること、とてもありがたく感じております。それもツエーゲン金沢が誕生からこれまで、沢山の方々が紡ぎつないでこられた歴史があるからであり、この地にプロサッカークラブを! とご尽力された先人の方々のおかげであります。この場をお借りして感謝を伝えさせてください」などと感謝を伝えた。
地元石川出身の豊田は、星稜高校で本田圭佑の1学年上でプレー。卒業後の04年に名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせた。J2モンテディオ山形、京都サンガF.C.経由し、10年からサガン鳥栖に加入。185センチの高さを生かし、12年に19得点、翌13年には20得点をマーク。7年連続2桁ゴールを挙げるなどJ屈指のストライカーに成長した。両手を広げるゴールパフォーマンスとともに認知度を広げた。21年に鳥栖を退団し、22年から地元金沢でプレーしていた。昨季は2試合無得点に終わっていた。
代表でも活躍した。U-23(23歳以下)日本代表として08年の北京オリンピックに出場し、1得点。A代表としても8試合の出場経験がある。J1通算301試合で98得点を記録した偉大な点取り屋がスパイクを脱ぐ。後日引退会見を行う。
コメントは以下の通り
新年あけましておめでとうございます。
新たな年を迎え、無事に年を越せたことを心より喜び申し上げるとともに、被災された皆さまが一日でも早く復旧・復興され、未来が開ける一年になりますことを、心からお祈り申し上げます。
また、冬となり被災地での救援、支援活動に全力であたり続けておられる方々に、敬意を表しますとともに、皆さまの安全をお祈り申し上げます。
このたび、豊田陽平は2024シーズンをもちまして引退いたします。
3年前、念願であった地元クラブに加入させていただき36歳のいい大人が心弾み大好きな石川県に恩返しを。と意気込んだこと、昨日のことのように覚えています。現在でもその気持ちに変わりはありません。
それはどんなに雨が降ろうと雪で寒かろうと、試合に出れなくとも、この地で生まれ、育った石川県人としてふるさと石川を愛しているからにほかなりません。
そんな故郷のクラブで選手生活を終えられること、とてもありがたく感じております。それもツエーゲン金沢が誕生からこれまで、沢山の方々が紡ぎつないでこられた歴史があるからであり、この地にプロサッカークラブを! とご尽力された先人の方々のおかげであります。
この場をお借りして感謝を伝えさせてください。ありがとうございました。
また、この3年間大した成果もあげていないにも関わらず、期待し応援していただいたファン、サポーターの皆さま、ご支援ご協力いただいた企業、自治体、関係者の皆さま、大変お世話になりました。心からの感謝をお伝えします。本当にありがとうございました。
今後につきましては、サガン鳥栖で新たなチャレンジをすることを決断いたしました。詳細につきましては、後日ご報告させていただきます。
改めて人生の一部となっていただけたツエーゲン金沢さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。