C大阪の森島寛晃代表取締役社長が9日、退任することを明かした。4月から代表取締役会長に就任することが内定しており、後任はヤンマーホールディングス株式会社スポーツビジネス室長の日置貴之氏が就任する。 C大阪と一般社団法人セレッソ大阪スポーツ…
C大阪の森島寛晃代表取締役社長が9日、退任することを明かした。4月から代表取締役会長に就任することが内定しており、後任はヤンマーホールディングス株式会社スポーツビジネス室長の日置貴之氏が就任する。
C大阪と一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブを統括し、トップチームとアカデミーの連携強化、育成への原点回帰のためと説明。森島氏は「トップチームとアカデミーがあって、女子もある。全体を含めて見させていただくポジションになる。より成長していくためにみんなでしっかりやっていきたい」と話した。
昨季はクラブ創設30周年の節目で、一度は首位に立ったものの、10位に終わった。4シーズンにわたって指揮を執った小菊昭雄監督は退任し、J2鳥栖の監督に就任。今季からアーサー・パパス新監督が就任し、新体制でスタートする。社長退任は成績に関係するものではないが、森島氏は「厳しい状況の中で監督、選手が頑張って戦ってくれた。残念ながらリーグ10位。本当に悔しい思いです。社長のうちに優勝はできなかったけど、セレッソとして、優勝するのは変わらずやっていきたい」と思いを明かした。
◆森島 寛晃(もりしま・ひろあき)1972年4月30日、広島市生まれ。52歳。静岡・東海大一高(現・東海大静岡翔洋)から91年、C大阪の前身ヤンマー入り。02年日韓W杯では、本拠地・長居スタジアムで行われたチュニジア戦で先制ゴールを挙げた。Jリーグ通算318試合94得点。日本代表64試合12得点。08年の引退後はクラブのアンバサダー、強化担当、同担当トップのフットボールオペレーション部長を歴任。2018年12月に社長に就任した。