パラ・ノルディックスキーのアジアカップ札幌大会が8日、札幌市清田区の白旗山競技場で開幕した。 この日は、スキー距離のスプリントクラシカルのレースが、立位、座位、視覚障害に加え男女も一緒に滑るオールコンバインド形式で行われ、日本、中国、モン…
パラ・ノルディックスキーのアジアカップ札幌大会が8日、札幌市清田区の白旗山競技場で開幕した。
この日は、スキー距離のスプリントクラシカルのレースが、立位、座位、視覚障害に加え男女も一緒に滑るオールコンバインド形式で行われ、日本、中国、モンゴル、カザフスタン、ウクライナの5カ国から35人の選手がエントリーした。中国の単怡霖(座位)が優勝し、日本勢は川除大輝(立位、日立ソリューションズ)が2位、新田佳浩(立位、同)が4位、阿部友里香(立位、同)が5位、森宏明(座位、朝日新聞社)が6位だった。
障害の程度や男女の差などを数値化し、それを元にタイム差をつけてスタートする形式で、ゴール前で選手が競い合う形になり、会場に詰めかけた観客からも大きな声援が送られた。
川除は表彰式後、「来年のミラノ・コルティナダンペッツォ冬季パラに向けて、良いシーズンを過ごせている。冬のシーズンだけでなく、夏の期間をどう過ごすかも大切。北京大会で金メダルを獲得したクラシカル種目では2連覇を狙いたい」と話した。
最終日の9日には、フリー5キロがある。(吉田耕一郎)