鈴木の欧州での評価は確実に高まっている(C)Getty Images パルマの鈴木彩艶は今季、初めてとなるセリエAの舞台で高いパフォーマンスを披露し、シーズン半ばを迎えた現在、その名前がヨーロッパメディアで大きく取り上げられている。【動画】…
鈴木の欧州での評価は確実に高まっている(C)Getty Images
パルマの鈴木彩艶は今季、初めてとなるセリエAの舞台で高いパフォーマンスを披露し、シーズン半ばを迎えた現在、その名前がヨーロッパメディアで大きく取り上げられている。
【動画】それを止めるか!パルマを救った鈴木彩艶のファインセーブを見る
すでに、バイエルン・ミュンヘンやマンチェスター・Uなど各国名門クラブが獲得に向け調査に乗り出しているとの動きも伝えられている中、リーグ4連覇中のマンチェスター・Cも鈴木に関心を寄せているようだ。欧州サッカーサイト『French Football Weekly』が現地時間1月7日に配信したトピックによると、来シーズンの補強を見据えるマンチェスター・Cが3人のゴールキーパーをリストアップしており、その内の1人として鈴木が候補に含まれているという。
トピック内では、同クラブが今季ここまで6位と上位から離されている状況を受け、31歳でゴールマウスを守るエデルソンの不振がチーム成績に影響していると論じており、「マンチェスター・シティでは1つの時代が終わりを迎え、一部のベテラン選手も去る可能性が高い。新たな顔ぶれが数か月内に加わるだろう」などと見通している。
そしてエデルソンの後継者として、トリノのバニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、ユヴェントスのミケーレ・ディ・グレゴリオ、そして鈴木の3名のセリエAプレーヤーが候補に挙がっており、すでにそれぞれへの調査に動いていると説明する。
同メディアは、「先週末、シティの小規模な視察団がトリノで行われたトリノ対パルマの試合を観戦した」とクラブ関係者の動きに言及。続けて、「この視察はシティが以前から狙っている中盤のサムエレ・リッチだけでなく、バンニャ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチとザイオン・スズキの両者のパフォーマンスを観察する目的もあったという」と振り返っている。
さらに、「試合はスコアレスドロー(0-0)に終わったが、セルビア人GKと日本人GKはそれぞれビッグセーブを披露し、視察団の目を引いた。両者ともに5回のセーブを記録し、それぞれのチームを救った」と最新のプレーの印象を綴っており、鈴木に対しては他にも、「22歳のスズキは昨夏パルマに加入したばかりだが、セリエAで最も優れたGKの1人として評されており、防いだゴール数ではリーグトップ3に入る」などとも指摘している。
シーズンが進むにつれ、セリエAでのプレーの評価が一気に高まってきている鈴木。数々のビッグクラブからの関心が向けられる中、若き守護神は今後、どのような未来を描いていくことになるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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