J2ジュビロ磐田は8日、ヤマハ大久保グラウンドで始動。約200人のサポーターが見守る前で約90分、今季初の全体練習を行った。 8対4や6対6など、ボールを使ったトレーニングではジョン・ハッチンソン新監督(45)がさっそく熱血指導を見せた。…
J2ジュビロ磐田は8日、ヤマハ大久保グラウンドで始動。約200人のサポーターが見守る前で約90分、今季初の全体練習を行った。
8対4や6対6など、ボールを使ったトレーニングではジョン・ハッチンソン新監督(45)がさっそく熱血指導を見せた。大きなジェスチャーを交えながらルールを説明。「プレス・ザ・ボール!」「コミュニケーション(しゃべれ)!」「コネクト(つなげ)!」と大声で指示を送った。
1年でのJ1復帰へ、目指すのは豊富な運動量でボールを保持して、主導権を握って攻めるスタイルだ。「守備は(最前線の)ストライカーから始まる」とFWに激しいチェイシングを求め、DF陣には「ラインを上げるときは全速力でスプリントするように」と厳命。攻撃時にはGKからのビルドアップを意識させた。
初日の練習を終えて指揮官は「みんなハードワークをしてくれた」とうなずいた。一方で「フィットネスは改善が必要。J2はタフなリーグ。90分間走り続けられることが最低限だ」と、チームを厳しく鍛えていくことを宣言した。C大阪から完全移籍加入したFW渡辺りょう(28)は「監督が求めていることはハッキリしている。そのサッカーを表現できるように準備していきたい」と気を引き締めていた。(里見 祐司)
◇練習参加 DF朴勢己(19)がドイツ・ボーフム2に練習参加すると7日、発表。期間は9から23日まで。
◇就任 7日の新体制会見で育成部門の人事も発表。U―18監督に前FC東京コーチの安間貴義氏(55)、U―15監督に前今治監督の服部年宏氏(51)が就任する。また、昨季限りで現役引退した山田大記氏(36)がクラブ・リレーションズ・オフィサーに就任。地域貢献活動などを行う。