J2北海道コンサドーレ札幌が、岩政大樹新監督(42)の下、スタートを切った。8日、沖縄・金武町で1次キャンプを開始。午後はポジションごとに選手を配置してポゼッション練習を実施。昨季までの1トップ2シャドーから、2トップ&トップ下の形をベー…
J2北海道コンサドーレ札幌が、岩政大樹新監督(42)の下、スタートを切った。8日、沖縄・金武町で1次キャンプを開始。午後はポジションごとに選手を配置してポゼッション練習を実施。昨季までの1トップ2シャドーから、2トップ&トップ下の形をベースにした編成に変更し、選手は汗を流した。
現時点での構想の一環だが、初日からの変革に新監督らしさを見せた。「これまでの実績だったりは全て関係ないことで、横一線。ポジションも含めていろんな発想が僕にはある」と競争意識を高め、適性を見極めていくことを強調した。だが固執はしない。「新監督だしこれから試すことがたくさんある。きょうのポジションにはとらわれないでほしいと選手には伝えた」と今後に含みを持たせた。
初日の指揮を終え指揮官は笑みを浮かべた。「もっとお世辞を言わなきゃいけないチームはたくさんあるけど、僕が思っていた以上にここの選手たちはうまい。自分のやろうとしているサッカーにフィットする」と手応え。まずは沖縄で、戦う集団となるための雰囲気づくりに着手。「ボールを持った上で相手を圧倒する」というチームづくりに励む。(砂田 秀人)
◇歓迎セレモニー 8日の練習前にキャンプ地の沖縄・金武町による歓迎セレモニーが行われ、アグー豚や町名産のタコライスなどがチームに贈られた。