ついに始まった新人合同自主トレ。阪神ドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が8日、“球児流”の考えに共感し、訪れた藤川監督からの訓示も一身に受け止めた。この日はキャッチボールやダッシュなどで約4時間半汗を流し、初日を無事に終え…

 ついに始まった新人合同自主トレ。阪神ドラフト1位・伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が8日、“球児流”の考えに共感し、訪れた藤川監督からの訓示も一身に受け止めた。この日はキャッチボールやダッシュなどで約4時間半汗を流し、初日を無事に終えた。

 アップ後に三塁側のベンチ前で藤川監督から訓示を受けた。「一球を無駄にしてるようではまだまだ上に上がるのは難しい。言われた通り、一球一球を大事にして練習したい」と伊原。日々の練習の中でもさらに細かい意識を持って励むことを誓った。

 練習メニューは球団の決められたものに加えて自身で調整する。「各選手が大事にしていることの尊重っていう部分は非常にありがたい」と感謝し、「プラスアルファで自分のやってきた、ここだけはっていうところはしっかりやってほしいと言われたので、そこはできる限りしたい」とマイペースでの調整を積極的に行う意気込みを示した。

 指揮官は春季キャンプ2軍スタートの可能性を示唆したが、「置かれた場所で一生懸命頑張るだけ」と力強く話した。社会人時代に学んだ“スロー調整”が長いシーズンを完走するカギになると信じている。「ケガだけないように。チームに応じた動きも大事。臨機応変に動きたい」。藤川監督の下、まずは1年間走りきる。