男子ゴルフの中島啓太(フリー)が8日、都内でゴルフメーカー「テーラーメイド」の新製品発表会に出席し、2025年の抱負を語った。 23年は日本ツアー賞金王に輝き、昨季は欧州ツアー(DPワールドツアー)へ主戦場を移した。3月にヒーロー・インデ…

 男子ゴルフの中島啓太(フリー)が8日、都内でゴルフメーカー「テーラーメイド」の新製品発表会に出席し、2025年の抱負を語った。

 23年は日本ツアー賞金王に輝き、昨季は欧州ツアー(DPワールドツアー)へ主戦場を移した。3月にヒーロー・インディアンオープン(インド)で初優勝。「インドでは毎日、お腹を壊しながらだった」と食生活で苦戦したが、「優勝できたことがまず幸せ。1年間を通して、ケガもあったけど幸せだった」とかみしめた。

 昨年はパリ五輪(49位)にも出場したが、右足や腰、背中と負傷が続いた。日本ツアー2戦を含む20試合は、当初の予定を7戦ほど下回った。背中に痛みを感じないスイングを目指し、腹筋などで体作りに励む。「去年はケガが多くて苦しんだ。もっとやれた感じはするので、今年は27試合くらいをプレーすることを目標にしたい」と見据えた。

 欧州ツアー2年目の今季は「もっとアグレッシブに攻めたい。295~300ヤードで越えるバンカーがたくさんあって、レイアップするのと、それを越えて攻めるのではゲームが違う」。昨年11月のDPワールドツアー選手権ドバイ。優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)の飛距離に驚嘆した。「後ろにマキロイ選手がいて、キャリーの場所が違うのでビックリした。越えるバンカー違ってきて、ゲームが全然違った」と教訓を胸に刻んだ。

 来週のヒーロー・ドバイ・デザートクラシック(16~19日、UAE・エミレーツGC)から出場予定で「今年はたくさん試合をプレーして、優勝を複数回目指して頑張る」。飛距離を伸ばし、攻めのゴルフで頂点を見据える。