◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(7日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)昨年「日本アマ」を史上最年少の15歳344日で制した松山茉生(まお)は今回初めて海外を訪れた。今大会の出場決定後にパスポートを取得。「…
◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 事前(7日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
昨年「日本アマ」を史上最年少の15歳344日で制した松山茉生(まお)は今回初めて海外を訪れた。今大会の出場決定後にパスポートを取得。「日本と違って木の雰囲気や海も近くにあって。あまりうまく言えないけど、海外って感じがします」とさっそく雰囲気を味わった。
2022年大会で優勝した松山英樹のプレーをあらかじめ映像で目に焼き付けてハワイ入り。プレーオフ進出を決めた正規の最終18番(パー5)の景色をコースチェックの最中に確認した。昨年11月「ダンロップフェニックス」の予選ラウンドを同組で回った際、当時の話を松山英から聞いていたという。「18番のティショットを1Wで打つなら40ydぐらいフックをかけて…って」。実際に現地でロケーションを見て「セカンドの位置はここだなって歩いて行った。(ピンは)狙いにくいし、すごい」と驚いた。
開幕2日前は在学中の福井工大福井高のOBである杉浦悠太とまず9ホールプレー。その後は先輩プロの松山、久常涼と3人で9ホール回った。「練習ラウンドでも、このピン位置だと自分はこういうミスをしやすいとかが分かった。松山さんからは『日差しが強いところだと目(視力)が悪くなるから目を大事にした方がいいよ』とも教えてもらった」。新たな発見に声を弾ませた。
将来は海外ツアーを目指している。16歳は今週の目標について「まずは予選通過をして、そこからは通過した後に」と落ち着いた姿勢で語った。キャリーで平均300ydを超える1Wは状況次第で「半分ぐらい」は握る予定。「長い距離のラフは抜けが悪くなるけど、ティショットで攻めてピンまでの距離が短くなれば対応できるところもある。攻めるところ、守るところをはっきりしてマネジメントを大事にできれば」と戦略を練った。(ハワイ州ホノルル/石井操)