元横綱白鵬の宮城野親方が主宰する、国際的な少年相撲大会「白鵬杯」(2月11日、両国国技館)の公式ポスターを、「キン肉マン」で知られる漫画家ゆでたまごが手がけたことが8日、主催者から発表された。 白鵬杯は2010年に当時現役だった横綱白鵬が…

 元横綱白鵬の宮城野親方が主宰する、国際的な少年相撲大会「白鵬杯」(2月11日、両国国技館)の公式ポスターを、「キン肉マン」で知られる漫画家ゆでたまごが手がけたことが8日、主催者から発表された。

 白鵬杯は2010年に当時現役だった横綱白鵬が子供たちに相撲の楽しさを知ってもらい、競技の普及拡大に繋げたいという願いのもとに始めた大会。現在では世界各国で相撲に励む青少年との国際親善交流の場として、全国150チームを超える相撲道場チームの少年力士たちが集結。今年は既に11カ国、1100人のエントリーが行われている。

 今回のポスターは、以前から宮城野親方とゆでたまごに親交があった縁で、親方が「世界中から集まる相撲少年たちのためにポスターの絵を描いていただけないか」と依頼。「未来の横綱になることを夢見る世界中の相撲少年たち」をイメージして原画から「富士山バージョン」と「幟バージョン」の2種類のポスターが完成した。

 原作担当・嶋田隆司氏と作画担当・中井義則氏によるゆでたまごは、今回のポスターについて「第15回白鵬杯、開催おめでとうございます。今の子供は昔の子供と比べて体力が無いなどと言われがちですが、そんなことはありません。思いっきり遊べる公園や広場が無くなってしまっているだけです。だからこの大相撲の横綱白鵬関の名を冠した大会で日頃有り余っている力を思いっきりぶつけ合って、全国から集まった相撲少年とウクライナの子供たち、そして昨年1月の地震で被災された石川県能登地方の子供たちとの間に『友情パワー』が生まれたら『キン肉マン』の作者としてこれ以上の喜びはありません。大会の成功を祈っております」と談話を寄せた。