2023年ドラ1の中日・草加、阪神・下村、燕・西舘らがTJ手術を受けた 新たな年を迎え、プロ野球の各球団ではルーキーが続々入寮している。順調にプロ生活を踏み出すには、まず何よりも怪我をしないことが重要だろう。しかし、図らずも故障離脱する選手…

2023年ドラ1の中日・草加、阪神・下村、燕・西舘らがTJ手術を受けた

 新たな年を迎え、プロ野球の各球団ではルーキーが続々入寮している。順調にプロ生活を踏み出すには、まず何よりも怪我をしないことが重要だろう。しかし、図らずも故障離脱する選手も少なくない。いきなり試練に見舞われた2024年入団選手を振り返る。

 中日のドラフト1位・草加勝投手は新人合同自主トレ中に右肘の違和感を訴え、右肘内側側副靱帯損傷と診断された。2月1日にトミー・ジョン(TJ)手術を受けた。同2位の津田啓史内野手は春季キャンプ中に右肩を痛めて離脱。1軍出場はなかった。

 阪神の同1位・下村海翔投手は4月に右肘のTJ手術を受け、登板機会はなかった。巨人の同2位・森田駿哉投手は4月に左肘のクリーニング手術を受け、1軍登板なし。オリックスの同2位・河内康介投手は8月、右肘のTJ手術を受けた。

 ヤクルトの同1位・西舘昂汰投手は9月に右肘のTJ手術を受けた。1軍登板はなく、ファームでも5登板で防御率5.00だった。10月に支配下契約を結ばないことが通知され、11月に育成再契約に合意した。背番号は14から014に変わった。

 ソフトバンクの同5位・澤柳亮太郎投手は開幕1軍入りを果たし、11登板で2勝1敗、防御率3・38をマークした。しかし、8月10日の楽天戦で右肘を負傷。9月4日にTJ手術を受けた。オフに戦力外通告を受け、育成契約を結んだ。背番号は38から141に変更された。

 2024年はルーキーの西武・武内夏暉投手、2年目の巨人・船迫大雅投手が新人王に選出された。一方で1年目に足踏みを余儀なくされた“金の卵”も少なくなかった。2年目の今季はどんな姿を見せるだろうか。(Full-Count編集部)