白鵬杯実行委員会は8日、2月11日に東京・両国国技館で開催される世界少年相撲大会「第15回白鵬杯」の公式ポスターが完成し、人気漫画「キン肉マン」の作者のゆでたまご氏が原画を担当したことを発表した。 現役時代に白鵬杯を創設した宮城野親方(元…
白鵬杯実行委員会は8日、2月11日に東京・両国国技館で開催される世界少年相撲大会「第15回白鵬杯」の公式ポスターが完成し、人気漫画「キン肉マン」の作者のゆでたまご氏が原画を担当したことを発表した。
現役時代に白鵬杯を創設した宮城野親方(元横綱・白鵬)とゆでたまご氏が以前から親交があった縁で、同親方が「世界中から集まる相撲少年たちのためにポスターの絵を描いていただけないか」と依頼し、今回のコラボレーションが実現したという。「未来の横綱になることを夢見る世界中の相撲少年たち」をイメージして原画を描いてもらい、「富士山バージョン」と「幟(のぼり)バージョン」の2種類のポスターが出来上がった。今後、公式ポスターを実行委から全国の出場チームに送付する予定としている。
ゆでたまご氏は「第15回白鵬杯、開催おめでとうございます。今の子供は昔の子供と比べて体力が無いなどと言われがちですが、そんなことはありません。思いっきり遊べる公園や広場が無くなってしまっているだけです。だからこの大相撲の横綱・白鵬関の名を冠した大会で日頃有り余っている力を思いっきりぶつけ合って、全国から集まった相撲少年とウクライナの子供たち、そして昨年1月の地震で被災された石川県能登地方の子供たちとの間に『友情パワー』が生まれたら『キン肉マン』の作者としてこれ以上の喜びはありません。大会の成功を祈っております」とコメントした。
白鵬杯は2010年に当時現役の横綱だった白鵬が子供たちに相撲の楽しさを知ってもらい、競技の普及拡大につなげたいとの願いのもとに始めた大会。15回目となる今回は、昨年末時点で国内海外合わせて11か国、1100人からエントリー(5歳児~中学3年生までの男子)があるという。