◆全国高校ラグビー▽決勝 桐蔭学園40―17東海大大阪仰星(7日・花園) 桐蔭学園・藤原秀之監督(56)が昨冬に続き、花園で宙に舞った。2度目の2連覇で、今大会を含む最近6大会で4度優勝。「申キャプテンら3年生が、最後に一生懸命やってくれた…
◆全国高校ラグビー▽決勝 桐蔭学園40―17東海大大阪仰星(7日・花園)
桐蔭学園・藤原秀之監督(56)が昨冬に続き、花園で宙に舞った。2度目の2連覇で、今大会を含む最近6大会で4度優勝。「申キャプテンら3年生が、最後に一生懸命やってくれた」と称賛した。
試行錯誤を繰り返した。14年度に花園連続出場が9で止まった翌15年度。「このままでは生徒も私も成長しない」とスポーツ心理学の専門家を招へいした。ミーティングを重ね、指導陣、選手、メンバー外選手で方向性が違っていると気づいた。以降10年。選手らの話し合いを時に見守り、時にアドバイス。全員が同じ絵を描く組織を目指してきた。
教え子では今季、フッカー佐藤健次が早大主将、フランカー青木恵斗が帝京大主将、CTB秋浜悠太が明大副将。「うまくミーティングをしたり、人と人とをつなげたりしているのかな。桐蔭ファミリーとして、ものすごくありがたい」と喜ぶ。
横浜に帰れば新チームが始動。「3連覇を意識? ないです、ないです。(まずは全国に出て)花園にトロフィーを持ってこないと」。その表情は充実感に満ちていた。(田村 龍一)