「全国高校ラグビー大会・決勝、桐蔭学園40-17東海大大阪仰星」(7日、花園ラグビー場) 決勝を行い、桐蔭学園(神奈川)が東海大大阪仰星(大阪第2)を40-17で下し、第99、100回大会に続く2度目の連覇で5度目の優勝を飾った。SO丹羽…
「全国高校ラグビー大会・決勝、桐蔭学園40-17東海大大阪仰星」(7日、花園ラグビー場)
決勝を行い、桐蔭学園(神奈川)が東海大大阪仰星(大阪第2)を40-17で下し、第99、100回大会に続く2度目の連覇で5度目の優勝を飾った。SO丹羽雄丸(たける)=3年=が2トライで貢献した。2010年度以降の15年間で5度の優勝と強さを発揮。3大会ぶり7度目の頂点を目指した東海大大阪仰星は後半に3トライも及ばなかった。
後半30分を過ぎても、東海大大阪仰星フィフティーンはボールをつなぎ続けた。差は詰め切れなかったが“東の横綱”に全員で体をぶつけた。後半4分にPKのクイックスタートでトライを挙げたSO吉田琉生(3年)は「僕がチャレンジしてスコアすることで、チームが乗ってくれるかなと思った」と勢いづけた。
前半から桐蔭学園のペースで「僕らが後手になり、受けてしまった。それが点数を離された原因」と主導権を握れなかった。自身も連戦で両足首は疲労がピーク。前日は治療院で長時間の施術を受けた。「今日は100%で走れた。トレーナーさんやお世話になった人たちの分も頑張りたかった」と力を振り絞った。
スタンドを青く染めた仲間の応援も、後半の3トライを後押しした。主将のフランカー青野寛大(3年)は「ずっと声をかけて背中を押してくれたおかげで最後にスコアできた」と感謝。後輩たちに「この悔しさを絶対に忘れてほしくないし、来年最高の景色を見るためにぶれずに貫いてほしい」と希望を託した。