大相撲の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が7日、千葉・松戸市の部屋で、出稽古に来た大関・大の里(二所ノ関)らを相手に19番相撲を取った。 幕内・王鵬(大嶽)と同・豪ノ山(武隈)と5番取った後に、同じ相手と繰り返し相撲を取る三番稽古で、前日の稽古総見…

 大相撲の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)が7日、千葉・松戸市の部屋で、出稽古に来た大関・大の里(二所ノ関)らを相手に19番相撲を取った。

 幕内・王鵬(大嶽)と同・豪ノ山(武隈)と5番取った後に、同じ相手と繰り返し相撲を取る三番稽古で、前日の稽古総見に続き大の里と激突。いきなり5連敗を喫したが、「体の芯に熱が入ってからは思うように動いてくれた」。番数を重ねるごとに動きが良くなり、最後は力強い突き押しで前に出て4連勝で締めた。6勝8敗と負け越したものの、前日の稽古総見では大関同士での申し合い稽古で3勝10敗と精彩を欠いていただけに「内容が昨日に比べては良くなっていると思う」と手応えを口にした。

 明日も部屋には関取衆が出稽古に来る予定。綱取りの懸かる初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けて「場所で勝つためにしっかり稽古している。内容が伴えば結果にもつながってくるし、中身の濃い稽古ができれば」と意気込んだ。(大西 健太)