東京Vが7日、都内で新体制発表会を行った。 冒頭に行われた中村孝昭社長のあいさつの中では、マネジメント体制の変更として、代表取締役副社長に昨年限りで明大サッカー部の監督を退任した栗田大輔氏が、2月1日付けで就任する予定であることが発表され…

 東京Vが7日、都内で新体制発表会を行った。

 冒頭に行われた中村孝昭社長のあいさつの中では、マネジメント体制の変更として、代表取締役副社長に昨年限りで明大サッカー部の監督を退任した栗田大輔氏が、2月1日付けで就任する予定であることが発表された。

 24年の関東大学サッカー1部リーグで明大を史上初の無敗優勝に導くなど大学サッカー界きっての名将から異例の転身となるが、会見に登壇した栗田氏は「2月1日から東京ヴェルディのために全精力を注いで、尽くしたいと思っています。30年のビジネス経験と、大学サッカーの監督を11年やってきた経験と、自分自身が立ち上げたクラブチームの経験、全ての経験を生かして、東京ヴェルディの発展のために尽力したい。首都東京というところで、東京から発信できるクラブは数少ないので、今までは“明治発世界へ”といつも言っていましたが、“東京発世界へ”ではないですけど、日本を代表するようなクラブとしての魅力を感じたので決断しました。やるにあたって、ビジネスサイドと、現場サイドがイコールでしっかり結びつきながら、同じ軸で同じ目線を持って進んでいくことが大事。ビジネスの経験とサッカーの経験を生かして尽力したい」とあいさつした。

 同席した中村社長も「すごく長い間、ラブコールを送っていた。日本の大学サッカーをリードし続けてこられましたし、また大学サッカーの無敗記録だったりも含めて、なかなか実現しえないほどの実績を出し続けてこられてきた方なので、簡単に受けて頂けることではなかったのは事実です。やはり我々ヴェルディがどういうクラブを目指しているのか、そのためには栗田監督の力が必要だというところをお伝えする中から、結果として大変ヴェルディとしてはありがたいご判断をしていただいた」と説明した。