大相撲の大関・大の里(二所ノ関)が7日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古に訪れ、部屋の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)らを相手に22番相撲を取った。 幕内・王鵬(大嶽)と隆の勝(常盤山)と8番取った後に、同じ相手と繰り返し相撲を取る三番稽古で、前…
大相撲の大関・大の里(二所ノ関)が7日、千葉・松戸市の佐渡ケ嶽部屋に出稽古に訪れ、部屋の大関・琴桜(佐渡ケ嶽)らを相手に22番相撲を取った。
幕内・王鵬(大嶽)と隆の勝(常盤山)と8番取った後に、同じ相手と繰り返し相撲を取る三番稽古で、前日の稽古総見に続き琴桜と激突。得意の右差しから一気の寄り切りなどで、いきなり5連勝。また右四つの体勢から、左を巻き替えてのもろ差しで寄り切る場面もあった。終盤こそは琴桜の厳しい攻めに苦戦したが、8勝6敗と勝ち越し。「先場所の悔しい反省がある。2025年のいいスタートが切れるように、自分自身を追い込んでやることを目標にしてやっているので、昨日今日といい稽古ができたと思う」と充実した表情で振り返った。
大関昇進後の秋巡業(10月)では高熱を出し離脱。場所前の調整不足もあり、新大関だった11月の九州場所は9勝6敗に終わった。「本当に九州場所は体のコンディションが悪かった。稽古不足、調整不足な部分があったので、自分自身追い込んで稽古ができている。正月休みがほとんどない中、(年明けは)2日から稽古をしているので、それがいい方向にいっているのかなと思う」と語った。
初日まで1週間を切った初場所(1月12日初日、東京・両国国技館)へ向けては「体の状態も本当にいいと思う。あとはしっかり調整して、体調管理を心がけてしっかりやることが1番かなと思う」と手応えを口にした。(大西 健太)