JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。最優秀2歳牡馬にはクロワデュノール(牡2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が選ばれた(年齢、所属は2024年時点の表記)。投票総数256票のうち249票を獲得した。授賞式は1月…
JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。最優秀2歳牡馬にはクロワデュノール(牡2歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キタサンブラック)が選ばれた(年齢、所属は2024年時点の表記)。投票総数256票のうち249票を獲得した。授賞式は1月27日に行われる。
同馬は6月9日の東京芝1800メートルでデビュー。好位追走から上がり33秒8の脚を繰り出し、2着に2馬身半差をつける完勝だった。続く東京スポーツ杯2歳Sでもスッと好位に取りつき、直線では逃げるサトノシャイニングを楽々ととらえ、3/4馬身差をつけ重賞初制覇を飾った。
初のG1出走となったホープフルSは単勝1・8倍の圧倒的1番人気。中団から運んで徐々に位置を押し上げると、直線では力強い脚で抜け出し、2馬身差の完勝で一気に頂点まで駆け上がった。このレースではデビューから手綱を執り続ける北村友一騎手=栗東・フリー=が落馬による大けがを乗り越え、約4年ぶりにG1制覇を果たしたことも話題となった。
ホープフルS勝ち馬からの選出は2017年のG1昇格以降、2019年のコントレイルと2020年のダノンザキッドに続く3頭目となった。
斉藤崇史調教師(クロワデュノール)「大変光栄です。ありがとうございます。入厩前からいいなと思っていて、入ってきてから本当にいいな、レースにいったらもっといい、年末にはすごいなと思いました。こちらが思っている以上のことをやってくれる馬ですね。これだけの馬ですから皐月賞、ダービーへ無事に行って、そして結果も出せれば。そこへ向かって、厩舎スタッフや牧場とやっていければと思います。前走後の回復も早かったですし、1月5日にノーザンファームしがらきへ放牧に出しています。北村(友一)騎手も向こうに乗りに言ってくれるそうですし、色々と話して、今後は決めていければと思います」