JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。ケンタッキーダービー、ブリーダーズCクラシック(ともに米G1)で3着と健闘し、国内ではジャパンダートクラシック・Jpn1と東京大賞典・G1を制したフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳…
JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。ケンタッキーダービー、ブリーダーズCクラシック(ともに米G1)で3着と健闘し、国内ではジャパンダートクラシック・Jpn1と東京大賞典・G1を制したフォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が、特別賞に選ばれた(年齢は2024年時点の表記)。
最優秀3歳牡馬の部門では、投票総数256票のうち103票を獲得し、ダノンデサイル(144票)に次ぐ2位。最優秀ダート馬でも、レモンポップ(160票)の次点となる96票。年度代表馬の投票でもドウデュース(236票)に次ぐ19票だった。授賞式は1月27日に行われる。
2024年はサウジダービー・G3から始動。海外重賞初Vを決めると、続くUAEダービー・G2も快勝し、連勝を5に伸ばした。ケンタッキーダービーでは、直線で激しい攻防を繰り広げながら3着でゴール。日本馬最高着順(6着)を更新したが、矢作調教師、坂井瑠星騎手ともに「悔しい」と唇をかんだ。
秋はブリーダーズCクラシックで米国に再挑戦。一度は離されたものの、直線で盛り返して3着と、力を示した。今春はサウジC(2月22日、キングアブドゥルアジーズ競馬場・ダート1800メートル)からドバイ・ワールドC(4月5日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)へ向かう予定。今年こそ、“世界一”の称号を取りに行く。
矢作芳人調教師(フォーエバーヤング)「彼の業績で部門賞を取れなかったというのは残念です。日本で勝てた時はうれしかったけど、アメリカで勝ち切れなかったという点なんでしょうかね。今年は特別賞という形ではなくしっかりと、年度代表馬を目指すぐらいの気持ちでいきたいと思います」