J2・カターレ富山は6日に富山県総合運動公園の屋内グラウンドで再始動。11年ぶりのJ2復帰を果たし、決意を新たにしたのが、エース碓井聖生(23)だ。昨季はリーグ戦でチームトップタイの9得点をマーク。松本山雅FCとのJ2昇格プレーオフ決勝で…
J2・カターレ富山は6日に富山県総合運動公園の屋内グラウンドで再始動。11年ぶりのJ2復帰を果たし、決意を新たにしたのが、エース碓井聖生(23)だ。昨季はリーグ戦でチームトップタイの9得点をマーク。松本山雅FCとのJ2昇格プレーオフ決勝では、0ー2の後半35分とアディショナルタイムに2連続ヘディングシュートを決め、チームを昇格に導いた。初練習が終わって取材に応じると、体調は良いと言うがやや鼻声。「年末は発熱して、ずっと寝込んでいた。年始は熱が下がったので、実家で家族とご飯を食べて過ごしました」と苦笑いを浮かべた。
正月早々に大きな刺激を受けたのは、富山第一高の先輩でJ2得点王を獲得したJ2千葉FW小森飛絢(24)の欧州クラブ移籍のニュースだ。「今季はJ1以上のチームに行くと思っていたので、海外に移籍すると知って、やっぱりだなという感じでした。自分が越えないといけない存在で、いい刺激になるし、負けていられない気持ちです」と意欲を見せる。
今季の目標は、小森が獲得したJ2得点王のタイトルだ。今まで苦手だったというヘディングも、昨季の昇格プレーオフ決勝で完全に払拭。ヘディングについて問われると「良いイメージしかないです。1番前のポジションなので一番、点数を取らないといけない。チームとして1ケタ順位、個人としては得点王を狙っていきたい」と碓井。欧州に挑戦する先輩をお手本に、大きな飛躍を目指す。(中田 康博)