大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)へ向け、時津風一門連合稽古が7日に相撲教習所で行われた。10場所ぶりの返り三役となった小結・若隆景(荒汐)は幕内・霧島(音羽山)らと15番。押されても下から懐に入り込んで押し返すなど、持ち前の技…

 大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)へ向け、時津風一門連合稽古が7日に相撲教習所で行われた。10場所ぶりの返り三役となった小結・若隆景(荒汐)は幕内・霧島(音羽山)らと15番。押されても下から懐に入り込んで押し返すなど、持ち前の技術が光り10勝をあげた。「いつもどおり出来たかな」と汗をぬぐった。

 関脇だった一昨年春場所後に右膝を手術。幕下まで転落したが、這い上がった。三役復帰場所については「しっかり気持ちを作って、場所に臨んでいきたい」。兄の若元春(荒汐)も関脇に復帰。23年夏場所以来の兄弟三役となったが、「切磋琢磨して自分の稽古をしていきたい」。大関への再挑戦に「一生懸命自分らしい相撲をとっていきたい。結果としてついてくればいい」と意気込んだ。