パドレスの経営権を巡る訴訟が起こる中、その訴状に、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の名前が記されていることが判明した。パドレスは前オーナーのピーター・サイドラー氏が一昨年11月に死去し、昨年12月2…

パドレスの経営権を巡る訴訟が起こる中、その訴状に、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の名前が記されていることが判明した。

パドレスは前オーナーのピーター・サイドラー氏が一昨年11月に死去し、昨年12月21日にサイドラー家の長男であるジョン・サイドラー氏が筆頭オーナーに就任することが球団から発表された。だが前オーナーの妻であるシール・サイドラーさんがテキサス州の遺言検認裁判所でピーター氏の兄弟であるロバート氏とマシュー氏を提訴。シールさんはピーター氏死後に球団経営から事実上排除された状態だと主張し、経営権を求めて争うとしている。

その訴状は全文が公開されており、サンディエゴの地元ラジオ局コメンテーターのジョン・シェーファー氏ら一部メディア関係者によってX(旧ツイッター)に投稿された。佐々木については序文の中で「前オーナーであるピーター氏が描いていた球団の展望は妻のシールさんと子供たちに受け継がれており、球団にとって欠かせない存在になっている。シールさんは選手獲得にも大きな役割を果たしており、地元紙サンディエゴ・トリビューンも最近のコラムで、(ロウキ)ササキの獲得を目指す球団のメンバーに、シール・サイドラーも加わるべきと書いている」と記されている。

パドレスは、佐々木獲得を目指す球団の中でも有力候補に挙げられている1つ。だが23日(同24日)の交渉期が近づく中でのこのお家騒動勃発で、獲得交渉への影響を懸念する声も出ている。