第59回シンザン記念・G3は1月13日、中京競馬場の芝1600メートルで行われる。 登録している馬の大半が1勝馬で、抽選になる。特に牝馬はフェアリーSとダブル登録の馬も多く、現時点では中心は決めにくいが、マイエレメント(牝3歳、栗東・福永…
第59回シンザン記念・G3は1月13日、中京競馬場の芝1600メートルで行われる。
登録している馬の大半が1勝馬で、抽選になる。特に牝馬はフェアリーSとダブル登録の馬も多く、現時点では中心は決めにくいが、マイエレメント(牝3歳、栗東・福永祐一厩舎、父エピファネイア)は前走のアルテミスSで5着。直線でいい脚で追い上げてきたが、発馬で出遅れて後手に回ったのが痛かった。牝馬重賞のフェアリーSには登録せず、中京のマイルを選択。「コンディションはいい。能力のある馬だし、ゲートも練習した」と福永調教師。新馬戦が強い内容だっただけに、スムーズな競馬ができれば巻き返していい。
アルテヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎、父モーリス)も当然、上位評価が必要だ。1番人気に推された朝日杯FSは折り合いを欠き気味だった上に、外から押し込まれる形になり、不完全燃焼の5着。サウジアラビアRC勝ちの力を発揮すればあっさりも。
サウジアラビアRCで3着、京王杯2歳S2着のマイネルチケット(牡3歳、栗東・宮徹厩舎、父ダノンバラード)は好位から安定感ある走りが強み。前走も切れ味の差が出たもので、上がりがかかる流れならなおいい。
1戦1勝のリラエンブレム(牡3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父キズナ)は新馬戦を好タイムで勝利した。騎乗する浜中騎手の期待値も高い馬で注目したい。
そのほか、前走の未勝利戦を直線だけの競馬で差し切ったグラフィティアート(牡3歳、栗東・石橋守厩舎、父サンダースノー)や、ベゴニア賞で4着だったレーヴブリリアント(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父スワーヴリチャード)にもチャンスがありそうだ。