阪神の新人9選手が6日、西宮市の選手寮「虎風荘」に入寮した。育成ドラフト2位・嶋村麟士朗捕手(21)=四国ILp高知=は、レア部屋を引き当てた。なんと虎風荘の選手で唯一の畳が敷かれた和室。2部屋のうち、もう1部屋は寮長が使用しているという…
阪神の新人9選手が6日、西宮市の選手寮「虎風荘」に入寮した。育成ドラフト2位・嶋村麟士朗捕手(21)=四国ILp高知=は、レア部屋を引き当てた。なんと虎風荘の選手で唯一の畳が敷かれた和室。2部屋のうち、もう1部屋は寮長が使用しているという。「部屋の割り振り見た時に嶋村の横に(和室)と書いてあって、和室!?と(笑)」と驚きながらも、「特別感があっていい部屋だなと思います」とすでに愛着が湧いていた。
スーパースターを連想させる縁起物でもある。松井秀喜氏が若手時代、巨人のジャイアンツ寮の大広間で畳がすり切れるほど素振りを繰り返し、偉大な打者へと成長したのは有名な話。嶋村も「部屋でも振れるぐらい広いんで、暇さえあればバットを振ろうかなと思います」と鍛錬を重ねることを意気込んだ。
入寮には家族からもらった地元・高知にある薫的神社のお守りを持参した。勝ち運の神様をまつっているという同神社。「キャッチャー陣はすごい上手な方ばっかりなので、食い込んでいけるように。そこから勝てるように、このお守りとともに頑張りたい」。まずは支配下を目指し、畳の上からはい上がっていく。