「プロレス・新日本」(6日、大田区総合体育館) 「NEW YEAR DASH!!」が開催され、元UFC世界ヘビー級王者のジョシュ・バーネットとプロレス大賞新人賞とのボルチン・オレッグのスペシャルエキシビションマッチ5分一本勝負という、注目…

 「プロレス・新日本」(6日、大田区総合体育館)

 「NEW YEAR DASH!!」が開催され、元UFC世界ヘビー級王者のジョシュ・バーネットとプロレス大賞新人賞とのボルチン・オレッグのスペシャルエキシビションマッチ5分一本勝負という、注目のカードが実現した。ボルチンは以前にジョシュのコーチを受けたことがあり、4日・東京ドーム大会のニュージャパンランボーでも対戦している。

 ボルチンはタックルからテークダウンし、ジョシュをコントロール。引き込んだジョシュのサイドポジションを取るなどレスリングでは一枚上手のボルチンだが、ジョシュも巧みに脱出する。

 残り3分のコールでボルチンはタックルからテークダウンし腕ひしぎ十字固めを狙うがジョシュはロープエスケープ。さらに引き込み、アームロックを狙っていく。

 残り2分のコールでボルチンが上を取り、アームロック狙い。ジョシュはヘッドシザースからアンクルホールドに入るが、ボルチンはロープエスケープする。

 残り1分のコールからボルチンがバックを奪ってテークダウンするが、ジョシュはクルックヘッドシザースで切り返す。残り20秒でジョシュが解除するとボルチンがジョシュをリフトしてスープレックスで豪快に投げ、さらにファイヤーマンズキャリーで担いでバーディクトを狙うが、ジョシュがバックからスリーパーホールドに入ったところでタイムアップとなった。5分間で打撃は出なかった。

 2人は握手を交わすと抱擁。ジョシュは退場するボルチンを呼び戻して成長をたたえると激励し、ボルチンは「ジョシュさんとは何度やってもすごく勉強になる。20年前に戦ったら相手にならなかったかもしれない。今日も勉強になって、次への自信になった。頑張ります」と答えた。

 ボルチンはバックステージで「ジョシュさんが昔どれだけ強かった知りたいけど、今でもムチャクチャ強いですよ」と笑顔。ジョシュと5分間、グラップリングで渡り合い、「今日、成長してるかなと思ったけど、(成長が)出ていると思います。自分でやって気付いてるし、誰にも勝つ自信がある」と、自身の実力に手応えを得ていた。