JBCの安河内剛執行理事が6日、帝拳ジム・マネジャーの長野ハルさんの訃報(ふほう)を受け「どこの国でもコミッション制度が揺らいできている中、日本がコミッション制度、ジム制度を維持できているのは、長野さんの功績が本当に大きい。そういう意味で…
JBCの安河内剛執行理事が6日、帝拳ジム・マネジャーの長野ハルさんの訃報(ふほう)を受け「どこの国でもコミッション制度が揺らいできている中、日本がコミッション制度、ジム制度を維持できているのは、長野さんの功績が本当に大きい。そういう意味では圧倒的な方だったし、本当のレジェンドでした。もう二度と長野さんの代わりとなる人は出てこないと思います」としのんだ。
また、帝拳ジム初の世界王者となった元WBA世界フライ級王者・大場政夫が交通事故で急逝した後、事故当時身につけていた指輪を長野さんがJBCに持参し「もう私が持っていてもしょうがないので、コミッションで管理してください」と託されたという。安河内氏は「これで大場のものは何もなくなったわよ、みたいに笑っておられました」と振り返った。その遺品は現在、ボクシングの聖地・後楽園ホールに展示されている。
JBCとしては今後、長野さんの功績をたたえる表彰などについて「やっぱり何か考えることになるとは思います」とした上で、「長野さん本人が表彰されたりすることを望まない方でしたし、それも踏まえた上で、今後どういうことができるのかを考えていきたいです」と話した。