東京ヴェルディは6日、YSCC横浜へ育成型期限付き移籍をしていたMF橋本陸斗(19)が王者ヴィッセル神戸へ完全移籍すると発表した。バングラデシュ出身の父と日本人の母を持ち、東京Vのアカデミーで育った。2021年のJ2開幕戦で途中出場し、15…

東京ヴェルディは6日、YSCC横浜へ育成型期限付き移籍をしていたMF橋本陸斗(19)が王者ヴィッセル神戸へ完全移籍すると発表した。

バングラデシュ出身の父と日本人の母を持ち、東京Vのアカデミーで育った。2021年のJ2開幕戦で途中出場し、15歳10カ月26日というJリーグ史上3番目の年少出場記録を作った。

一昨年夏からYS横浜へ実戦の場を求めて育成型期限付き移籍すると、攻撃的MFだけでなく、左ウイングバックもこなすなどプレーの幅を拡げていた。ドリブル突破、パンチの効いたキックなどとを持ち味とした。ただYS横浜がJFL昇格へ降格したことに伴い、去就が注目されていた。

橋本はクラブを通じて「この度、東京ヴェルディを離れることになりました。小学校4年生で初めてヴェルディグランドに立ったとき、このクラブの伝統と歴史を感じ、緊張しながらボールを蹴ったのを覚えています。何も結果を残せませんでしたが、伝統あるクラブの1ページに参加できたことは自分の財産です。あのころのような瑞々しい気持ちをもって次のクラブでも頑張ります。今までありがとうございました」とコメントしている。