「バレーボール・全日本高校選手権・2回戦、共栄学園2-0福井工大福井」(6日、東京体育館) 共栄学園(東京)が福井工大福井(福井)を2-0(25-14、25-21)で破り、3回戦に進出した。 主将の秋本美空(3年)が、エースの役目を果たし…

 「バレーボール・全日本高校選手権・2回戦、共栄学園2-0福井工大福井」(6日、東京体育館)

 共栄学園(東京)が福井工大福井(福井)を2-0(25-14、25-21)で破り、3回戦に進出した。

 主将の秋本美空(3年)が、エースの役目を果たした。母・大友愛さんと同じ184センチの長身から繰り出される強打で、得点を量産。第2セットで相手に追い上げられた苦しい展開では「死ぬ気で頑張るよ!」と円陣で声を出して仲間を鼓舞し、チームの精神的支柱も担った。

 託された試合を決める最後の1点は、中央から角度のある強打で締めた。初戦から2戦連続でストレート勝ちし、「2セット目の終盤で追い上げられたところで我慢できた」とうなずいた。

 12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんを母に持ち、小学2年から競技を始めた。身長は184センチで、最高到達点は301センチ。2023年には、日本代表候補にも名を連ねた。注目度は年々増しているが「(プレッシャーは)感じない」と、強心臓ぶりも発揮している。

 春高バレーでは昨年は初戦敗退、おととしは準々決勝(ベスト8)と悔しい結果が続いている。悲願の日本一へ、3回戦は23年大会を制した古川学園(宮城)と対戦する。秋本は「3年生の意地を見せて絶対に勝ちたい。ラリーを粘って勝ち取りたい」と気合を込めた。