ナショナルズFAコービンは通算103勝もFAのまま ナショナルズからFAとなったパトリック・コービン投手の去就が決まらない。2021年から3年連続でリーグ最多敗戦。契約最終年となった2024年に奮起したいところだったが、6勝13敗、防御率5…

ナショナルズFAコービンは通算103勝もFAのまま

 ナショナルズからFAとなったパトリック・コービン投手の去就が決まらない。2021年から3年連続でリーグ最多敗戦。契約最終年となった2024年に奮起したいところだったが、6勝13敗、防御率5.62と結果を残せず、厳しいオフとなっている。

 コービンは2018年オフに6年総額1億4000万ドル(約221億円)でナショナルズ入り。2019年に14勝7敗、防御率3.25でチームの世界一に貢献した。しかし、翌2020年から結果を残せず。2021年から16敗、19敗、15敗と3年連続でリーグワースト。コロナ禍で短縮シーズンだった2020年を除き、6年契約期間中はいずれも30登板以上を投げたが、負け数が大きく先行した。

 2度のサイ・ヤング賞を誇る左腕ブレイク・スネルがドジャース、左腕マックス・フリードがヤンキース、コービン・バーンズがダイヤモンドバックスと有力FA投手の去就が決着。昨年10月に、6年契約を終えた35歳左腕についてナショナルズ放送局「MASN」のマーク・ザッカーマン記者が「コービンは(現役で)投げ続けたいと思っているか? 確かにそのように思える」と現役続行するとの報道はあったが、肝心の去就情報は聞こえてこない。

 米全国紙「USAトゥデイ」のFAランキングでは119位に。通算103勝の実績を誇るが、トップ100にも入っていない。このままキャリアを終えてしまうのか。もう一花を咲かせてほしいものだ。(Full-Count編集部)